お盆の過ごし方

お盆の時期です。
お役所は普通に営業しているし、前職時代も営業日だったので
事務所は営業しています。
ちょっとお役所に用事があって連絡したところ
「担当者が夏休みです」
そうですね、個人で夏休みはとりますね…

今は実家が近いので、帰郷というイベントがなくなりましたが、
東京にいた頃は長めの休暇を取って猫を抱えて電車に乗って、
怒られないかハラハラしながら帰っていました。
(猫はケージに入れて手荷物料金を払えば電車OKです本人のストレスと鳴き声で周りに迷惑にならないか心配でした)

大変なこともありながら、夏休みで帰郷して
家族に会う機会がある方は、
せっかくなのでこの先のお話をしていただくのも良いと思います。

相続は事前の対策がすべて

いざという時を考えるのは気が重いこともあります。
しかし、久々にみんなが揃って一緒に考えられる時間はとても貴重です。

相続が発生した場合、葬儀などの儀礼、役所関係の届出、
契約や財産債務の整理とやるべきことが押し寄せてきます。
しかもいずれもスケジュールがタイトで忙しい。

事前にどのように対応するか手順の確認や
誰が何をするのか役割の分担を決めておくことが重要です。

また、誰が何を相続するのか、どのように処分するのかも
方針だけでも合意があるか、ないかで全く負担が変わってきます。

生前の財産の管理状態や、同居の関係によって特例が受けられるかが決まりますし、
生前贈与をしておくという選択もできます。

相続税の申告期限は相続開始から10か月ですが、
10か月は長いようでいて短いです。
誰が何を相続するかの遺産分割協議がすんなり整うとは限りませんし、
家族が遠方にいる場合、話し合いをすることが難しいことも少なくありません。

話してみると分かることも

久々の実家でここはどうなるのかな、
そういえばこのお墓は誰が引き継ぐんだろう、
ふと気になるタイミングです。
自分以外の家族の考えや希望を聞いてみるのも良いと思います。

また、普段ご家族、ご兄弟が近くにいない場合、
子供の進学や、家のリフォームといった
出費が控えていることを互いに認識していないことは珍しくありません。
この状態で個別に親に資金援助(贈与)をしてもらっていると
知らないうちにお金をもらっていた!
と、後々もめる場合もあります。

せっかくの機会を活かして風通しが良い状態で過ごせると理想的です。
今回は間に合わなくても、年末年始や来年でも、何か気にかけておくとよいと思います。

事務所HOMEへ